妻の話をちゃんと聞いているのに話を聞いていないと怒られる
夫に話が全く伝わらない!理解してくれない!
そんな悩みを抱えていませんか?
夫婦で会話にならないのは男女の脳の違いにあります。
男女の脳の違いに合わせた話し方をすればお互い会話が成り立つようになるでしょう。
この記事では、
・妻の話を聞いていないと怒られる原因と解決法
・夫に伝わる話し方
こちらの3点について、全世界で600万部のミリオンセラーを誇る「話を聞かない男 地図が読めない女」(著:アラン・ピース+バーバーラ・ピース)をもとに説明します。
男女の脳の違いってなに?
まずは会話にならない原因でもある男女の脳の違いについて説明します。
男女の脳の違いは脳のつくりやホルモンによるもの
昔は男女の違いは環境によるものと考えられていました。
ですが、科学が発達した現代では、男女の違いは男女の脳のつくりやホルモンによるものと考えられています。
具体的な脳の違いはが次のようになっています。
男女の脳の違い
- 男性の脳
- 女性の脳に比べて大きい
- 右脳の成長が女性より早く、論理や空間能力など女性より早く発達していく
- はっきりと専門分野が区別されており一つのことしか集中できない
- 女性の脳
- 女性の方が男性より脳梁が太い
- 左右の脳の接続が滑らかなため関連のない作業を同時にこなすマルチタスクが得意
- 言語をつかさどる左脳の成長が男性より早い
これだけでもかなりの違いがありますね。
男女のホルモンの違い
続いてホルモンの違いですが、これはいわゆる男性ホルモンと女性ホルモンの違いです。
男性ホルモンと女性ホルモンには次のような違いがあります。
- 男性ホルモン(テストステロン)
- 空間能力を向上させる
- 攻撃性が高まる
- ヒゲが濃くなり髪が薄くなる
- 女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)
- 気持ちを静めてくれる
- 記憶力をつかさどる海馬を活性化させる
- 女性らしい体つきになる
今でこそ男性ホルモン・女性ホルモンという言葉は当たり前のように使われていますが、空間能力や記憶力までホルモンと関係しているのは驚きですよね。
脳は何百万年から変わっていない
実は現代の人間の脳は狩猟採集時代と同じままで、何百万年も前から変わっていません。
狩猟採集時代は正に生きるか死ぬかの時代。
男は狩りに出て食べ物を調達し、女は男との間にできた子供を育てるのに必死でした。
互いに生きるのに必死で会話やコミュニケーションなど手が回る余裕は一切なかったでしょう。
しかし、現代は産業革命が進み、男は狩猟に出なくなり、女は働きに出ています。
脳は昔のままなのに生活様式が変わってしまったのです。
この脳と社会のズレが夫婦のズレを産んでいると言ってもいいでしょう。
男女の違いはこんなにある!
先ほど紹介した以外にも男女の違いはこんなにあります。
- 男性
- ひとつのことにしか集中できないシングルタスク
- 考える時には黙りこくる
- 会話で意思疎通を図らない
- 女に比べて感覚が鈍い
- 論理的に話す
- 空間能力が優れている
- 女性
- 同時にあらゆることをこなせるマルチタスク
- 感情が発生する場所が脳の左右に広く分布しているので感情的になりやすい
- 会話を通じて人間関係を作り上げる
- 男性に比べて感覚が優れている
- 感情的に話す
- 言語能力が優れている
こんなに違いがあると同じ人間でも、もはや別の生き物ですよね。
男女の違いがわかっていないと、衝突が避けられないのも仕方もありません。
妻の話をちゃんと聞いていないと怒られる原因と解決方法
男女の脳の違いを理解したところで、話を聞いていないと怒られる原因について話していきましょう。
怒られる原因は、妻が会話をする理由をわかっていないことにあります。
妻が会話をする理由は次の2つです。
- ストレス発散
- 1日のコミュニケーションが不足している
それぞれ説明します。
女性が会話をする理由その1:ストレス発散
よく女の話は黙って聞けと言われませんか?これは実は正しい答えなんです。
男性はつい女性の話を遮ってアドバイスなどをしますが、女性はアドバイスがほしいわけではありません。
女性は会話をすることでストレスを発散しています。
男性の心理として、女性から話されると解決策を求められていると思ってしまうでしょう。ですが、女性はただ話を黙って聞いてくれることを求めているんです。
女性が会話をする理由その2:1日のコミュニケーションが不足している
女性は1日平均2万回もコミュニケーションとしての言葉を発しているそうです。
働きに出ている女性ならば夫以外とも会話をするので、2万回ものコミュニケーションは容易にとれるでしょう。
しかし、育児などで引きこもっている女性はなかなか話し相手がいません。
そのため、仕事から帰ってきた夫に対し、不足していたコミュニケーションを補うようにたくさん話をしてしまうのです。
妻に話を聞いてくれていると思うようにするには?
原因がわかったらあとは解決方法だけですね。
解決方法は次の2つです。
- 妻の話を遮らずに黙って聞く
- 話を聞くのがつらければ妻に日中パートなど外に出るように促す
先ほどもお伝えしたように女性はアドバイスを求めていません。
黙って話を聞いていれば話を聞いてもらえていると思うでしょう。
ただし、ずっと無言でいるわけにもいかないので、相槌や共感を入れるのは忘れないように。
もし、1人で会話を受け止めるのがつらければ、日中妻に外に出るように促し他の人と会話してもらうのもひとつの手です。
他の人とコミュニケーションをとるようになれば、コミュニケーションが不足することもないでしょう。
夫になんで話が伝わらないの?伝わる話し方!
次に夫にどのように話せば話が伝わるかについて話していきます。
夫に伝わるように話すには次の4つのポイントが大切です。
- ひとつの話題しか話さないようにする
- 男の話は遮らない
- 夫と話したいときには事前にいつ何を話したいかを伝える
- お願いごとは「〜してくれる?」と伝える
それぞれ説明します。
ひとつの話題しか話さないようにする
夫に話をする際、あちこち話が飛んでいませんか?
女性同士が会話をするとき、一度にたくさんの話題が出てもお互いに理解できます。
ですが、男性は一度にたくさんの話題が出ると話が理解できなくなってしまうんです。
男性と話すときには、話題はひとつまでにするようにしましょう。
男の話は遮らない
女性同士で会話をしていると、相手と同時にしゃべる時があります。
ですが、男性と話をしているときに話を遮ってしまうと、男性は攻撃的になってしまうんです。
男性が話す番がきたら遮らずに好きなように話させましょう。
夫と話したいときには事前にいつ何を話したいかを伝える
女性は考えがついつい口に出てしまいます。
そのため、夫と話す際にも考えるより先に言葉が出てしまうでしょう。
ですが、男性には事前に順序よく要望を伝えたほうが論理的な脳をくすぐられ効果的です。
口に出てしまうのをグッと堪え、まずは夫に何を話すかを事前に伝えるようにしましょう。
お願いことは「〜してれくれる?」と伝える
夫になにかをお願いするとき、「〜できる?」と伝えることがあるでしょう。
このように伝えてしまうと、男性はできるかできないかを問われていると思ってしまいます。
能力を問われていると思うので、お願いされているとは気づかないのです。
男性になにかお願いするときにははっきりと「〜してくれる?」と伝えほうがいいでしょう。
まとめ:男女の違いを理解して会話をする
本日、お話ししたことをまとめると次の7つです。
- 夫婦で会話にならないのは男女の脳の違いによるもの
- 夫が妻の話を聞いていないといわれる原因は妻が会話をする理由を知らないから
- 妻が会話をする理由はストレス発散と1日のコミュニケーションが不足しているから
- 妻に話を聞いてくれていると思われるには黙って話を聞くのが一番
- もし妻の話を受け止めきれなければ代わりに誰かに話を聞いてもらう
- 夫に会話が伝わらない理由は、男性はたくさんの話題を一度に理解できないから
- 夫に話を聞いてもらうには話題はひとつまでにする
男女の違いについて知らないと、互いに「なぜ会話にならないんだ」と悩んでしまいますよね。
男女の違いを理解した上で、配慮した話し方をするようにしましょう。
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